『ハヤブサ消防団』を読了しました。
とっても面白かったので、
読書感想文をまとめました。
読書感想文は、ネタバレなしだけど、読んだ人ならわかるように
してあるので、安心して(?)お読みください!
『ハヤブサ消防団』あらすじ
父から相続した、父の故郷に住むことになった作家の美馬太郎。
地元の人に誘われて、消防団に入ることに。
田舎ののんびりとした暮らしを満喫できるかと思いきや、
連続放火が待っていた。
『ハヤブサ消防団』読書感想文
田舎暮らしがリアル
私は福岡県と大分県の県境という、本当の田舎出身なのですが、
作中に描かれている(多分岐阜県)田舎暮らしの描写がリアルで、楽しめました。
よくわからんお寺さんの当番だったり、祭りの係だったり、
「ある!あるー!」と頷きました。
なぜかみんな、よその家庭の事情を詳しく知っているとか、
誰々をどこで見かけた、といった情報の出方など、ちょっと息の詰まる感じの田舎の在り方がリアルなのです。
消防団ってそういうことか!
作中と同じような田舎出身者なので、私のいた町にもありました。消防団。
そして、父が入団しておりました。
当時は作中のようなメールではなく、サイレンで出動を知らされるのですが、
夜中に飛び起きて出ていく父の姿を思い出しました。
消防署があるのに、なぜ消防団が必要なのか?
当時は幼かったこともあり、よくわかっていなかったのですが、
田舎すぎて、消防署が来るのを待っていたら家が燃えてしまうから、なんですね。
地域を守るのは自分達だ!という作中の意気込みを見て
父の姿を思い出すなどしました。
田舎×ミステリー×宗教は最高!
前述の通りのリアルな田舎暮らしに、連続放火というミステリー。
さらには宗教なども絡んできて、もう最高です!
特に、田舎の街にじわっとアレが浸透していっている描写は
自分の故郷にこれが起こったら・・・と背中が寒くなる思いでした。
放火の部分は、きっとこういう仕組みだろうな、と
想像していた通りではありましたが、終盤にあの人がアレの中で幹部的なアレ
だと出た時は、「ま、負けた・・もう無理だ!それは!」と
天を仰ぎました。
だって!あの人ってただでさえ強そうなのに、
それがアレの幹部だなんて、もう、無理無理無理ー!と。
結局は、「そういうことかぁ」という胸を撫で下ろしましたが、
そういったミスリード的な部分もとても楽しめました。
ミステリーファンの方におすすめしたいストーリーです!
勘介が癒し
作中、ずっと勘介が可愛くて癒されました。
ドラマだと満島真之介さんが演じられていた、
あー!なるほどなー!この勘介は可愛い勘介になる!と
毎週楽しみに見ています。( ´ ▽ ` )
『ハヤブサ消防団』はリアルな田舎ミステリー
『ハヤブサ消防団』は田舎暮らしの描写がリアルな、上質ミステリーでした!
田舎暮らしに興味のある人や、ミステリーがお好きな方におすすめです。
田舎って、のどかに見えて、色々あるんですのよ。( ´ ▽ ` )
ドラマは小説とは少し配役やストーリーが違うようです。
ドラマの途中で読んでしまうのよし、
ドラマの後で違いを楽しむのよしだと思います。
私もドラマの展開が楽しみです!
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