先日、アニメ版・平家物語が完結しました。
ため息が出るほど美しく、心奪われたのでおすすめのポイントや感想をまとめました。
アニメ版平家物語のおすすめポイント
絵がとにかく美しい!
淡い色調で描かれた絵が、とにかく美しいです。
水彩画のような、淡い・儚げな雰囲気になっています。
細い線で優しく描かれたアニメーションが、平家一族の悲しい物語を盛り上げます。
余談ですが、3月のライオンの羽海野チカ先生も、
「美しすぎて、何度もリピートしてみた」とツイッターで呟かれていました。
人物の見分けがしやすい
平家物語といえば、登場人物が多く、しかも名前が似ているため
文章で読むと「この人って、なんの人だっけ?」となりがちです。
(清盛、重盛、宗盛、維盛、資盛、知盛、盛、もり、モリ・・・となる。)
しかし、アニメ版平家物語はキャラクターデザインがしっかりされていて、
顔を見れば誰か分かりやすく描かれています。
なので、挫折せずに気軽に見ることができ、おすすめなのです。
ネットフリックスで見ると、字幕も出るので名前がさらに覚えやすくなります。
私はネトフリで字幕ありで見て、名前と関係性を覚えたおかげで、アニメ版原作の平家物語(黄色い本)がかなり読みやすくなりました!
話がコンパクトにまとまっている
上記の本は、広辞苑くらい分厚いのですが、アニメ版平家物語はかなりコンパクトに話をまとめてくれています。
本では平家の所業を語り、唐の国での例をあげることが多かったり、
長い書状を送り仮名がカタカナで書かれていたりと、なかなか物語が進めないことがあります。
しかし、アニメではその辺りの本筋に関係なさそうな部分はごっそりカットで、
平家の盛衰にスポットを当てて進めているため、物語を追いやすいのです。
あの長い長い物語を、アニメのワンシーズンでまとめるなんて、すごい技術だと感心しました!
『鎌倉殿の13人』のアザーサイドストーリーとしても楽しめる
三谷幸喜さん脚本の大河ドラマ・『鎌倉殿の13人』。
スイカも毎週楽しみに観ています。
「鎌倉殿の、あのシーンの裏では、こんな事があったのか」とアザーサイドストーリーとして、
ドラマもアニメも相乗効果で楽しめます!
特に水鳥のアレなど。。。
維盛、おいたわしや。。( ; ; )
アニメ版・平家物語の感想
琵琶の「語り」シーンが毎回鳥肌モノに良いです。
会を追うごとに、琵琶の現在の姿が明らかになる演出も素敵。
本でもそうなのですが、一度は栄華を極めた平家の公達のおいたわしい最期が続く頃は、
なんとも辛く、胸が痛みます。
全てを見届けた琵琶の瞳が、光を失うシーンでは全身がゾワりと泡立ちました。
美しさ、儚さ。まさに諸行無常。
何度でも繰り返し観たいと思える、名作でございました。
未見の方は、一見の価値あり!
ぜひ、ネットフリックスでもAmazonプライムビデオでもご覧になるべきです!
円盤はこちらです↓
原作はこちらです↓
アニメーションガイドもあります。↓
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