子犬をお迎えして、トイレのしつけをして、ワクチンをして…と、落ち着いてきたら気になるのが「避妊・去勢手術をどうするのか」ですよね。
- そもそも避妊手術って必要?
- なんだか痛そうでかわいそう
- どんな感じなのかわからない
など、不安な飼い主さんも多いと思います。
そこでこの記事では
- 姫さま(ペキニーズ)の避妊手術の体験談
- 避妊手術を受けた月齢
- 避妊手術の流れ
- 避妊手術の費用
- 避妊手術後の様子
などについてまとめました。
避妊手術の体験談1|まずは獣医さんに相談しました
姫さまをお迎えしたときに、ペットショップのスタッフさんが
「避妊手術の時期は、獣医さんによって手術をする月齢が違うのでワクチンのときに相談しておくと良いですよ」
と教えてくれていました。
なので、狂犬病の注射のときに獣医さんに避妊手術は受けるべきか、受けるならいつなのかを聞きました。
- 子宮系や乳腺系の病気リスク回避のために必要
- 手術を受ける時期は、犬歯が抜けて大人の歯が生えてから
- 短頭種は術前にレントゲンをとる(気管の細さを確認する)
- 術前に血液検査もする
- もし手術までにヒート(生理)がきたら、翌月以降に手術
など、丁寧に教えてくれました。
犬歯が抜けてから、というのは、小型犬の場合自然に乳歯が抜けきらず、残ってしまうことがあるそうで、放っておくと口内環境上よろしくないので、手術と一緒に抜くからだそうです。
ちなみに、姫さまは歯は大丈夫だったのですが、臍ヘルニアがあったので、一緒に手術してもらうことになりました。
避妊手術の体験談2|術前検査と入院準備

術前検査は、手術の予約をした日にレントゲンと血液検査をしてもらいました。
血液検査の結果には異常がなく、レントゲン結果はやはり短頭種なので気管が狭く、手術中の挿管に注意がいるので気をつけますね、と言ってくれました。
姫さまの獣医さんは、優しくてこちらの不安を先回りして教えてくれるので、助かりました。手術で不安なことがあったら、この術前検査のときに聞いておくと良いと思います。
女の子は、一晩入院するということで、入院に必要なものも教えてもらいました。
- 一食分のごはん
- 普段使っているマットやタオル
- 手術当日は朝食を抜くこと
普段使っているマットや、タオルを持っていくことで入院中も少しは安心できるのだそうです。
あとは、術後しばらくシャンプーできないのかなと思って、トリミングサロンでシャンプーしてもらいました。

避妊手術の体験談3|手術当日・手術後のお見舞い
手術当日は、朝食を抜き朝一番に病院に行きました。
入院道具を獣医さんにお渡しして、帰ろうとすると…姫さま、大きなう○ちをしました。

おうちで済ませてから病院に行ったのに…
びっくりしたし、恥ずかしかったわ…!

だって!「なんでわたしを置いていくの?!」
って思って不安だったんだもん!
姫さまの手術は、その日のお昼に行われました。その日の17時から18時くらいなら、お見舞いしても大丈夫、ということで様子を見に行くことにしました。
17時過ぎにお見舞いに行くと、受付奥の入院ケージの中でぽーっとしている姫さまがいました。
とくに触れ合うとかは、できないのですが、無事であることを直接見られるのは良かったです。手術の様子についての説明と、傷跡の写真もそとのきに見せてもらいました。
余談ですが、ヘタレ飼い主のスイカは、姫さまが入院中ずっと心配すぎてお腹を壊しました。姫さまがいないと、お部屋もガラン、として寂しかったです。
避妊手術の体験談4|退院後の様子と術後に気をつけること
退院後の様子
退院の日も、朝一番にお迎えに行きました。獣医さんによると、用意しておいたごはんは食べなかったと。
姫さまが、ご飯を食べないなんて!と驚きました。
傷口は、臍ヘルニアが大きかったせいで、普通よりも大きくなったそうです。
お散歩で帰ってもいいですよ、と言われたのですが、姫さまは道路で「ぺったん」とアザラシポーズをするので、念の為傷口にテープを貼ってもらいました。
エリザベスカラーもしてもらって、帰宅です。
帰宅後は、姫さまはトイレにダッシュです。
痛そうに、「きゅー、きゅー!」と何度も鳴いた後に、ながーいおしっこをしました。

今までで一番ながいおしっこだったわ!
入院してから、我慢してたのね…。

だって、なんだか怖くて、できなかったんだもん。
あと、お腹すいた!

そうそう。
お腹すいた!って顔してたので、ご飯を出したらぺろっと完食したのよね。
なんだか、安心したのを覚えてるわ。
帰宅後は、エリザベスカラーが、とても不便そうでかわいそうでした。
あと、テープを貼っていても後ろ足やカラーで傷口に触れようとするので、念の為用意しておいた術後服を着せました。

術後に気をつけること
退院するときに、獣医さんに術後気をつけることを教えてもらいました。
- 3日間、朝晩に化膿止めの抗生剤をあげる
- 傷が赤くなってないか、なめたりしてないか一日一回はチェック
- 退院後ずっと元気がない場合は病院に連絡
- 飛び降りたり、走ったりさせない
- お散歩は雨の日は控えること

けっこう気をつけることあるね!

傷口のチェックは、毎回ドキドキしたわ…。
避妊手術の体験談5|術後検診と抜糸
避妊手術から3日後に、術後検診がありました。
ここでは傷や、体調の確認をしてくれます。
姫さまの傷は、順調だったので術後一週間後に抜糸しました。
抜糸は、痛くないのか暴れたり鳴いたりせず、とてもいい子にしてくれました。

何をされるか、怖くてびっくりして固まってたら、すぐ終わったの。

抜糸が済んで、エリザベスカラーも取れて、良かったわね。
避妊手術の体験談6|術後のお散歩
獣医さんのお話では、退院の日からお散歩して大丈夫、とのお話でした。
しかし、ヘタレ飼い主のスイカは、傷口にばい菌とかが入るのが怖くて、抜糸後もカサブタが取れるまではバギー散歩していました。
今振り返ると、過保護だったかなと思いますが、当時は傷が広がらないかとか、本当に不安だったんです。

わたしは別に、歩いても良かったんだけどね。
避妊手術の体験談7|避妊手術の費用
避妊手術の費用は、明細書を捨ててしまったのでうろ覚えですが、だいたいこのような感じでした。
名目 | 費用 |
---|---|
術前検査 | 約10,000円 |
手術費用 | 約40,000円 |
術後検診 | 約1,000円 |
計 | 約51,000円 |
手術費用だけだと、およそ5万円くらいでした。こちらで準備した術後着とトリミング代を入れると、総合計は6万円くらいです。
上記の費用は、病院や犬種・その子の持病などで違ってくると思うので、大体の目安として御覧ください。
避妊手術の体験談|あってよかった・あったら良かったと思うアイテム
用意していてよかったと思ったのは、術後着です!
洗い替えに、二枚購入しました。スイカは不器用ですが、これはボタンが背中にあって着せやすかったです。


姫さまは傷口を後ろ足でかこうとしていたので、服がガードになってくれました。コレのおかげなのか、獣医さんも抜糸のときに「回復が早い!」と言ってくれました。
あったら良かったな、と思うのは、柔らかいエリザベスカラーです。
病院でプラスチックのエリザベスカラーをもらったので、それでいいかと思っていたのですが、あちこちにぶつかって苦しそうでした。
こういった、柔らかいエリザベスカラーがあったら、ぶつかったときも姫さま苦しくなかったのではないか、と反省しております。
ペキニーズは、目の周りの病気も多いので、使用頻度は割とありそうです。
避妊手術は獣医さんとの相談と準備が大事でした
避妊手術は、不安だらけで獣医さんにたくさん相談しました。
心の準備や、必要なもの、術後に気をつけることなど、きちんと教えてもらえてよかったです。
また、避妊手術には飼い主側の準備も必要でした。術前のシャンプーと、術後傷を守る術後着は、用意していて本当に役に立ちました。しかし、エリザベスカラーの使い心地には思い至らず、姫さまには不自由をさせて申し訳なかったです。
これから手術を受ける方は、ぜひ柔らかいタイプのエリザベスカラーの準備をおすすめします。
事前にしっかり準備することで、飼い主の不安もすこし和らぎますよ。
この記事がお役に立つと幸いです。最後までご覧頂きありがとうございました!
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